6/1「海をわたるうた、彼方から響く音楽」@大阪本町の周(あまね)さんにて。世界の笛や弦楽器を奏でられる、きしもとタローさんとヴァイオリン奏者の熊澤洋子さんと私、三人それぞれが愛してやまない、スペインのケルト文化圏のガリシア地方や東欧、コーカサス地方などなど、ヨーロッパ辺境の音楽をお届けしました。
きしもとさんと熊澤さんとは昨年12月の熊野古道・サンティアゴ巡礼道姉妹提携20周年記念、スペイン、ガリシア州政府講演会&ガリシア音楽コンサートで初めて共演させて頂きました。今回はお二人が活動の中心に演奏されているアルメニアや、ルーマニア、モルドバ、などの舞曲、スペインのガリシア、セファルディ民謡など、多彩なラインナップでお送りしました。
私的には普段のライブとは趣も違い、変拍子系リズムなども勉強させてもらい、かなり練習も気合いを入れて臨みましたが想像以上に楽しかったです!パンデレイタ(ガリシアのタンバリン)も久しぶりに登場。
この曲は実は10年前位に歌ってたことのある、セファルディ(スペイン系ユダヤの人々)民謡 Estas Mesas Tan Hermosas
お二人の奏でる、遥かな時を経て守り継がれてきた音楽には、心に響くものがありました。タローさんの笛は時空を超えた響き、歌の伴奏ではブズーキを、そして洋子さんの超絶技巧、ヴァイオリンの素晴らしさは言うまでもなく、素敵なコーラスまでしてくださいました♪
お客様にも変拍子手拍子や、コーラス部分を一緒に歌って頂き感謝!
とりわけ、お二人が去年、演奏旅行に行かれたコーカサス地方のアルメニアは紀元301年に世界で初めてキリスト教を国教とした国であるらしく、また聖書の中のノアの箱舟が漂着したアララト山が登場する民謡なども、とても味わい深い楽曲で心に沁みました。
それぞれが旅した土地のスライド上映もあり、アルメニアの時が止まったような古の風景には心を奪われました。
タローさんと熊澤さんには、その音楽がうまれた土地や人々への深い愛情とリスペクトが、奏でられる音やお話からジンジン伝わってきて、その想いに私はとても共鳴します。
われら、辺境好きの、はぐれミュージシャン?という肩書きが(笑)
またVol.2も開催します!
美味しいお料理もご用意して下さった素敵な会場の周さん、音響スタッフして下さったパーカッショニストの田中良太さんにも感謝です♪