9月は奈良県吉野の宝塔寺さんで「お月見と山の音楽会」がありました。久しぶりの共演、ドドイツ人尺八奏者のウベ.ワルターさんの尺八の音は日本人の音霊。京都美山の大自然の中での長年の暮しから育まれた響き。
美山のウベさん宅で久しぶりのリハ合宿。ウベさんは相変わらず、無邪気な少年みたいだし、美山は空気が澄んでて本当に美しいところ。
近くの神社にお参り。
さて本番は満員御礼、アイルランドやスコットランドのケルト音楽や、沖縄民謡、古き良き日本の歌などを。
ウベさんはメインの尺八の他、チェロ、ハングドラム、私はライアー、沖縄三線、バウロンと楽器も多彩にお届けしました。
かれこれ15年ほどのお付き合いになるウベさんのステージは、いつも笑いに溢れていて、ほんとに人を楽しませるエンターティナーだなーと尊敬します。(ただ本番は未だかつてリハーサル通りに遂行されたことは一度もありませんが、、鍛えられた笑)
そして、日本人の私が異国の伝統音楽に携わっている意味を改めて考えさせられます。ウベさんにいつもよく聞かれる。自分自身の中に「ケルト」をみつけたか?って、、
宝塔寺さんの奥様、寺島誉知子さんとのお話も楽しかったです。お寺の横には素敵なカフェ、レバーグさん、4月にはこのテラスの桜が満開になるそうです!その頃にまた訪れたい♡
青い空に白く輝く仏舎利塔は、昔ネパール、インドを旅した時にみた光景、、ルンビニの日蓮宗のなんてゆーお寺だったかな。お坊さんたちとお経をあげながら塔の周りを歩く朝の勤行に参加させて頂いた思い出がふと蘇りました。
コンサート後、境内に出たら、雲の隙間から満月間近のお月さん。そして、秋の虫たちの鳴き声が、初秋の吉野の夜の澄んだ空気の中でシンフォニーを奏でてくれてました。
企画して頂いた 吉野の吉野さま ありがとうございました!