熊野旅

7月初め、熊野へ。インスタで投稿してたのをまとめて。

私の旅はいつも唐突。ちょうどお正月の家出旅?から半年ぶりの熊野古道、中辺路の常宿、霧の郷たかはら さん @official_kirinosato  と 高原熊野神社。


翌日は、百夜月(ももよづき)という美しい名前の隠れ里の伝説に纏わる地を、ご案内して頂いた。 #旧九重小学校 のブックカフェ九重 @bookcafekuju さんで集合し
弁財天の鎮座する厳島神社まで登ると 素晴らしい景色が広がっていた。

玉置神社の遙拝所も。修験道の軌跡を巡る旅。

お声かけ下さったのは今年お正月に熊野蘇和家さんでお会いした
「誰も知らない熊野の遺産」の著者、栂嶺レイ さん。本当に感謝✨
そして、ご一緒だった熊野古道の素敵な語り部さん達にも🙏

新しいCD制作の合間の心身プチリセットの旅が
またまた熊野の深淵な世界にズブズブとはまってゆく、、
ディープな素晴らしい旅となりました。

百夜月(ももよづき)ー
月の光に守られた美しい尼僧、その尼僧に恋をした若者の物語が伝わる
船でしかいけない熊野の隠れ里。

渡し船を出して下さり ご案内してくださった東さん
ご縁を結んでくださった 栂嶺レイさんに心から感謝🙏

北山川に点在する巨石。乙姫岩の下では
乙姫が琴を奏でているそうな。

尼僧が仏の教えを周りの村々に も広めたいと思い
重箱を贈った地が九重(くじゅう) 花瓶を贈った地が花井(けい)
竹の酒器を贈った地が竹筒(たけとう) と呼ばれるようになったそう。

和歌山、三重、奈良の県境に ひっそりと佇む 水と緑の聖地が
この美しい物語の舞台。

そしてもうひとつの異なる伝説も。 (詳しくは #栂嶺レイ さん著
#誰も知らない熊野の遺産 ご一読を!)

東さんに見せて頂いたお父様の東弘教さんが 菖蒲や蓮を百夜月一面に咲かせ、
多くの人々が訪れていた当時のアルバム。その頃は木の和船を漕いで。。
それはそれは、美しい花の楽園。

そしてお父様の志を受け継いだ東さんが今も大切に鉢植えで育てられてる
貴重な和蘭の寒蘭✨

可愛らしい万両の花 べニマダラの棲む滝の水の
なんと美味しいこと✨

祈りと自然と人のいとなみ 日本はほんとうに美しい国

今宵は満月だから 煌々と月光に照らされて
恋する若者はまた 尼さんに会えないね

丸山千枚田で迎えた朝。これにガムランの響きと
トッケイの鳴き声が聞こえてきたら ここはもう
バリのウブドのライステラス 懐かしいな

那智勝浦。世界遺産、補陀落山寺 夏季例大祭にも
連れて行って頂きました。
ありがたくも、ご本尊の 秘仏、千手観音菩薩の御開帳の日。
大護摩祈祷🔥 そして熊野修験のみなさんの
山々に吹き渡る風と大地を感じる法螺貝の響き。圧巻でした。
南海の彼方にある観音浄土を目指す補陀落渡海の出発点は
美しい那智の浜。(ここでも海開き前に泳いじゃった😅
那智参詣曼荼羅の絵ときも興味深く、素晴らしかった。
数少ない生き残った僧侶の中で沖縄へ漂着した日秀上人は
琉球で信仰を広めたそう。
数年前に訪れた那覇の波上宮をはじめ 琉球八社のうち七社の御祭神は熊野権現。
沖縄と熊野の深い繋がりを感じます。
多くの人々の祈りを携えて捨て身で海を渡っていった
当時の僧侶たち。
海を渡って命がけで航海の布教の旅に出た、中世ケルト修道士達の姿にも重なる。
三十日分だけの食料と灯油を詰め込んで外に出られないよう、
外から釘を打たれて。。
復元された船をみていると なんともいえない気持ちに。。
僧侶達のお墓にお参りさせてもらった。
ニライカナイも 補陀落浄土も 西方浄土も
パイパティローマも ティルナノーグも
そこにはいつも 人々の祈りがある。


20年ぶりくらいに 太地へも。

誰もいない 美しいビーチで泳いだ
黄色いお魚がいた🐠
海に入るといつも時間を忘れる。。

浅く早くなってた呼吸も いつのまにか深くゆったり

自然は軸を整えてくれる。

リフレッシュできたから また日常に戻って 頑張れる✨

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