映画『銀鏡SHIROMI』と星の巡礼 in 熊野

旧暦大晦日~新年は熊野で迎えました。星の巡礼 in 熊野。
もう一度観たかった、星へ祈りを捧げる「星の神楽」を舞う人々を追った
ドキュメンタリー映画『銀鏡SHIROMI』https://shiromi-movie.com/
と出会ったのは去年の春、地元十三の七藝でした。
多くを語らない、けどワンシーンごと心に響いてくるその映画「銀鏡」は、なんだか短い珠玉の言葉が添えられたモノクロの写真集を見てるような感覚だった。美しい映像に示唆されてた数々のメッセージ。気づけば涙溢れっぱなし。
監督の 赤阪 友昭さんがモンゴルで遊牧民から聞かれたという「星は神さまの除き穴」、そして映画の冒頭に出てくる、理論物理学者佐治晴夫氏の「昼間の星」のお話も、とても心に残りました。

金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」より

星とたんぽぽ

青いお空の底ふかく、

海の小石のそのように、

夜がくるまで沈んでる、

昼のお星は眼にみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

みえないけど そこにある
みえるものの 後ろにある
みえない大切なもの

熊野の御浜町神木の日与加久良(ひよかぐら)大明神の前で

今回 光の舞 TOMOさんと赤阪さんが、いざなって下さった星の巡礼リトリートで「銀鏡」を大好きな熊野で再び鑑賞できました。会場は串本町の素敵な田並劇場さん。
銀鏡神楽は北極星を中心とした星々への祈り、冬至の太陽の復活を祝う祭祀であることの深い意味、
星野巡礼リトリートでは
阿須賀神社の神域の室井戸遺跡 古代の磐座、天の磐船のような磐座の前で
巡礼の始まりにTOMOさんの美しい舞と共に、新しいアルバム「ガリシアの孤愁」にも収録したムシアに伝わる聖母マリアの歌 Alala de Muxia も奉納させて頂くことに。Facebook
サンティアゴ巡礼のルーツも星の巡礼。カミーノ最果ての地、ガリシアのムシアに伝わる歌。ムシアで夕映えの海や、巨石の穴の中でこの歌をずっと歌ってたこと、岩の上で夜通し星を眺めながら竚んでた思い出、リンクしました。
ガリシアのムシアにて

「ニシキトベの復活」の著者、佐藤シューちひろさんの陶芸作品がある全龍寺へ
熊野の様々な聖地で、赤阪さんやTOMOさんのリードであわの祝詞やムーのうたをみなさんと共に歌いながら巡りました
星信仰と太陽祭祀の関係、
花と岩、
花窟神社
2月2日の花窟神社でのお綱掛け神事に向けて
綱結びされてる地元のみなさん
オモテ (ゴトビキ岩 神倉神社)と
ウラ (ゴトビキ岩の後ろ戸)
人と人との関係性etc..もしかり
今まで見えてなかった
視座も与えてもらって
さまざまなものが
結び直しされてゆくことも
感じさせてもらいました。
旧暦新年の朝 弁天島へご挨拶
太陽礼拝
橋杭岩
海を臨む 志津の岩屋
潮岬神社
沖縄でもよくみた月桃が
潮岬の突端に鎮座する潮御崎神社の神域とされる 高塚の森
本州最南端 潮岬
で、妙見山の霧のような不動の滝の水の前で

毎晩眺めた星空と、毎朝眺めた海からの太陽。
巡ったどの土地での時間も本当に
美しくてやさしかった。
ありがとうございました✨
星と石と水を巡る旅が
今後も続きそうな予感がしてます。
スポンサーリンク