2021夏の思い出その1 緑響く 奥蓼科 御射鹿池と渋・辰野館

過ぎゆく夏の思い出その1。
7月奥蓼科。画家、東山魁夷の「緑響く」のモチーフとなった御射鹿池へ。
夕方、長い間ぼーっと池の向こう側を眺めていると、幻想と現実の境界線がなくなってきて、白い馬がほんとうに現れてくれそうな気がした。
夕方に撮影した御射鹿池。
この作品を描くために画伯が1週間滞在した奥蓼科温泉郷の「渋.辰野館」
宿のご主人曰く「東山さんは聖僧のような雰囲気をまとっていた」そう。
そして「緑響く」と一緒にかけられていた画伯ご友人の医師の手記の中にいろんなエピソードが書かれていた。
東山魁夷は「自然は心の鏡である」という言葉を愛されていたという。
色彩のなんともいえぬあの美しさは
画伯の心の色そのものなんだなー。
静かな白樺の森に囲まれた源泉100 %のかけ流しの薬湯。
「信玄の薬湯」の後に「森の温泉」の方にも行ってみると、医薬の神様(お酒や温泉の神様でも)少彦名命神(スクナヒコナノカミ)が祀られてて(いきなり祠があらわれてビックリ)
手を合わせてから入浴。
禊かれたような気持ちになりました。

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