クラダリングとアイルランドの人魚の歌~An Mhaighdean Mhara~

いま今年発売予定のセカンド・ソロアルバムを制作中です。収録予定のアイルランド民謡‘An Mhaighdean Mhara(人魚)
/ヴォーカル:高野陽子、ギター&プロデュース:Sean Whelan
が、なんとアイルランド出身の世界的なデザイナー、ポール・コステロ氏作
のコバリオン製クラダリング
のPVに使用して頂くことになりました♪

The Cobarion CLADDAGH designed by Paul Costelloe PV
(Yoko Takano:Vocal     Sean Whelan:Acoustic Guitar)

「クラダリング」はアイルランドに数百年続く伝統的な指輪。「ハート」を「両手」でつかみ「王冠」を配したデザイン。
それぞれ「愛」「友情」「忠誠」を表します。ポールコステロさんの独自の発想で指輪に波模様を施し、東日本大震災の被災地域が
「津波を乗り越えて再生してほしい。東北とアイルランドを愛と友情で結ぼう」とのメッセージを込められたらしいです。

そしてクラダリングのモチーフでもある「王冠」とこの人魚の歌の物語もリンクしています。
アルタンのマレードのゲール語歌唱でも知られるアイルランドのドニゴール地方に伝わる民謡、
An Mhaighdean Mhara(アイルランド語で’人魚’の意)

人間の漁師と結婚して幸せに暮らしていた人魚がある日、子供たちが納屋で見つけた冠を頭にのせると 自分が人魚であることを思い出し、どうしても故郷が懐かしくなり、引き留める夫や子供を残して 泣く泣く海へ帰っていく、、という少し切ない物語。

今回のCD制作に関わって頂いているアイルランド、ダブリン在住のSean Whelan(ショーン・ウィーラン)氏は 素晴らしいギタリストであり音楽プロデューサー。アイリッシュトラッドだけでなくジャズ他、あらゆる音楽に造詣が深く彼のスパニッシュギターも素晴らしいです。(CD収録の別の曲ではスパニッシュギターでも参加して頂いてます!) 歌手KOKIAさんのツアーやアイルランド関連のイベントなどで何度か来日ツアーされています。

今年は日本とアイルランドの外交関係樹立60周年。
音楽で日本とアイルランドの絆が深まることに微力ながら貢献できたら、、嬉しく思います。

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